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ロッキー・シリーズ最終章「ロッキー・ザ・ファイナル」
壇れいにノックアウト? スタローン新作記者会見
   by 久保亮子
ボクサーの不屈の姿を描いた映画「ロッキー」シリーズ最終作「ロッキー・ザ・ファイナル」の宣伝のために来日中の米ハリウッド俳優、シルベスター・スタローン(60)が26日、東京都内のホテルで記者会見した。

ボクシングを真似て、米ハリウッド俳優、シルベスター・スタローン(右)と拳を合わせる檀れい

会見は東京佼成ウインドオーケストラの生演奏によるテーマソングで始まった。ジーンズに洗いざらしのシャツ姿で会見場という“リング”に軽やかに上がったスタローン。前作「ロッキー5/最後のドラマ」からすでに17年。還暦を迎えているが、「シリーズのなかでも(今回が)最高の試合となった」と語るように、鍛えあげた厚い胸板は健在だった。

応援に駆けつけたのは元宝塚歌劇娘役トップの女優、檀れい。檀は、7月14日から京都市美術館で開催される「フィラデルフィア美術館展」のイメージキャラクターを務めている。第1作で無名時代のロッキーがトレーニングで階段を駆け上がった“伝説のシーン”で使われたのが、実は同美術館だった、という関係での登壇。

檀は同美術館所蔵絵画のレプリカを贈り、「そばにいるだけで温かな人柄が伝わってきます。映画で見るより目元がずっと優しい」とスタローンの魅力を語った。

宝塚時代、中国公演で「楊貴妃の再来」とたたえられた檀。照れくさいのか視線をなかなか檀に合わせないスタローンは、「(「ロッキー1」が製作された)30年前、無名の青年が、夢に向かってあの階段を駆け上った。いま、あの建物の中にあった絵をこうして贈られるなんて感動している」と、ロッキーと自らの成功とを重ねて語った。

「ロッキー・ザ・ファイナル」は4月20日から東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズほか、全国ロードショー。

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