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「襲名祝儀の申告漏れ一切ない」
勘三郎さん、所得隠しで謝罪会見 
  東京朝刊 
歌舞伎役者の中村勘三郎さん(51)=本名・波野哲明=が計約3000万円を追徴課税された問題で、勘三郎さんは28日、都内のホテルで会見し、事実関係を認めた上で、「多くの方々にご迷惑をお掛けして申し訳ない」と陳謝した。

苦渋の表情で会見する中村勘三郎さん=28日午前10時半、東京・銀座(撮影・奈須稔)
苦渋の表情で会見する中村勘三郎さん=28日午前10時半、東京・銀座(撮影・奈須稔)

勘三郎さんは、経理処理にミスがあったなどとして、東京国税局から平成17年までの3年間に約2000万円の所得を隠し、総額約7000万円の申告漏れを指摘されたことが分かっている。追徴税額は約3000万円に上るという。

この日の会見で勘三郎さんは「(報道されたような)架空の人件費を計上したことや、18代目を襲名した際の祝儀を申告しなかったことは一切ない」と否定。

その後、具体的な経理内容について説明した矢田次男弁護士が、16年度のCM収入の一部を故意に隠したと認定されたことを明らかにした。

勘三郎さんは「(中村屋の)専属の会計士に任せっきりだった。芝居は金をもらうという意識でやっていない。こういう結果になって残念」などと釈明した。

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