 |
|
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
銀座・有楽町地区、百貨店戦争へ
“男子禁制”フロアも 有楽町マルイを公開
2007/10/11
東京朝刊
丸井は１０日、東京都内で１０店舗目となる「有楽町マルイ」が１２日にオープンするのに先駆けて、報道陣向けに内覧会を開いた。
新店舗は千代田区のＪＲ有楽町駅前再開発事業でできた大型商業施設の核テナントとして入店した。主要ターゲットを、従来、丸井が得意にしてきた若年層から、３５歳前後の社会人までにシフト。衣料ブランド・雑貨を幅広く取り扱うとともに、各階ともウインドウショッピングをして周遊することを考慮して通路を広くして、緑を多く配置した。
１階は空間を広くとり、新店舗の特徴でもある、靴、バック、化粧品など衣類以外の雑貨類を中心に展開した。５階は「男子禁制のフロアが欲しい」との若い女性顧客の声を反映させ、パーティードレス、下着、化粧品、ビューティーサロンといった商品、サービスを並べ、あえて男性が入りづらい雰囲気を作ったという。
丸井にとって、東京の銀座・有楽町地区への進出は２０年近く構想を温めてきた宿願だった。主要顧客層が学生であることから、「卒業生」である社会人を呼び戻す狙いもあり、新たな成長のスタートといえる。
一方、近隣の百貨店は「丸井対策」として大規模改装を終えた店舗もあり、今回の進出で銀座・有楽町地区の「百貨店戦争」は本番を迎えることになる。
丸井は今年に入って店舗改廃を繰り返しており、首都圏では中野本店など５店を閉鎖した。銀座進出はその意味でも、積極攻勢に向けた起爆剤としての位置づけもある。
 |
| 主要ターゲットを若年層から３５歳前後の社会人までにシフトした「有楽町マルイ」＝東京・有楽町 |
新店舗は千代田区のＪＲ有楽町駅前再開発事業でできた大型商業施設の核テナントとして入店した。主要ターゲットを、従来、丸井が得意にしてきた若年層から、３５歳前後の社会人までにシフト。衣料ブランド・雑貨を幅広く取り扱うとともに、各階ともウインドウショッピングをして周遊することを考慮して通路を広くして、緑を多く配置した。
１階は空間を広くとり、新店舗の特徴でもある、靴、バック、化粧品など衣類以外の雑貨類を中心に展開した。５階は「男子禁制のフロアが欲しい」との若い女性顧客の声を反映させ、パーティードレス、下着、化粧品、ビューティーサロンといった商品、サービスを並べ、あえて男性が入りづらい雰囲気を作ったという。
丸井にとって、東京の銀座・有楽町地区への進出は２０年近く構想を温めてきた宿願だった。主要顧客層が学生であることから、「卒業生」である社会人を呼び戻す狙いもあり、新たな成長のスタートといえる。
一方、近隣の百貨店は「丸井対策」として大規模改装を終えた店舗もあり、今回の進出で銀座・有楽町地区の「百貨店戦争」は本番を迎えることになる。
丸井は今年に入って店舗改廃を繰り返しており、首都圏では中野本店など５店を閉鎖した。銀座進出はその意味でも、積極攻勢に向けた起爆剤としての位置づけもある。
産経新聞社から記事などのコンテンツ使用許諾を受けた（株）産経デジタルが運営しています。
すべての著作権は、産経新聞社に帰属します。(産業経済新聞社・産経・サンケイ)
Copyright(C)2007 SANKEI DIGITAL INC. All rights reserved.
 |
