東京・北千住で12日から
彩輝なお 「暗くなるまで待って」のヒロインに
東京朝刊 by 生田誠
オードリー・ヘプバーンが主演したサスペンス映画「暗くなるまで待って」は、元々はブロードウェーのヒット作品。12日から、東京・北千住のシアター1010で始まる同名の舞台で、
宝塚出身の彩輝(あやき)なお(=彩輝直から改名)が盲目の若妻、スージーを演じる。
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宝塚出身の彩輝なお(右)と演出の青井陽治 |
「暗くなるまで?」は日本でも何度か舞台化されている。演出の青井陽治は「高度に完成された作品。舞台のロンドンは、各時代にロックやパンクなど、さまざまな文化を生み出した街。そうした若者たちのエネルギーを感じてもらうために、スージーを襲う人物の年齢をぐっと若くした」と話す。
愛する夫、サム(岡本竜汰)を待つスージー(彩輝)の部屋をロート(浦井健治)、マイク(須賀貴匡)、クローカー(徳山秀典)の3人組が襲う。彼らは麻薬が隠された人形を盗むために彼女をだまそうとする。ロートとスージーが争う暗闇のシーンは圧巻だ。
「若者のエネルギーに立ち向かえる女性。りりしくて、甘くて、かわいい女性を探して、彩輝さんをヒロインに選んだ」と青井。彩輝は「純粋に夫を愛しているスージーの役に体当たりしています。真の体力と精神力が要求される役だし、その結果が舞台のリアル感、奥深さにつながると思う」と話す。
目の不自由なスージーが暮らす部屋を表現するために、家具やインテリアなどにも凝った。小道具も見どころだ。17日まで。問い合わせは(電)03・3498・9999。
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