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10月から「ULTRASEVEN X」
21世紀のウルトラセブン 深夜帯で大人向けに
  東京朝刊 by 安藤明子
円谷プロの特撮ドラマ『ウルトラシリーズ』の初期のヒーロー「ウルトラセブン」誕生から40年。新解釈を加えリファインされた「ULTRASEVEN X」が週末の深夜(TBSテレビ、10月5日から金曜深夜2・25)に登場する。なぞのヒーローに“変身”したセブンXの“使命”は新たな大人のファンの獲得にある。

宇宙からの侵略がテーマだった「セブン」はSF的世界観と物語性が支持され、シリーズの中でも特に人気が高かった作品。「X」もテーマは同じだが、舞台は無数のモニターが政府の意向や情報を与える近未来の管理社会。旧作のウルトラ警備隊に代わる特殊捜査チーム・DEUSに所属するエージェントたちが謎の司令官の指令で現地に集合。彼らはコードネームで呼び合うが、Xに変身する主人公のジン(与座重理久)はそもそも自分が誰なのかも分からない−となぞだらけの設定。

旧作に愛着のあるファンは不安になってくるかもしれないが、ご心配なく。アイスラッガーやエメリウム光線など、おなじみの「必殺技」は昔のままだ。

ウルトラシリーズを見て育ち、「ウルトラマンマックス」などを制作した八木毅監督(40)は「セブンの名を汚さずに、SFというキーワードで踏襲ではなく新しい物を作った。ミニチュアによる特撮でなくCGの合成処理映像を多用し、『セブン』を見ていた大人だけでなく、米映画『マトリックス』やドラマ『24』などに夢中になる20−30代の若い大人たちにも見てもらいたい」と話す。

円谷プロが長年にわたりファミリー向けに発信してきた同シリーズだが、「嗜好が分散する今の時代に子供と大人の両方の視聴者を狙うのは無理」と判断。大人向けに方向転換したが、狙い通り、深夜族を取り込むことができるかどうか。

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