産経Webへ戻る
ENAKってどういう意味? | お知らせ | 新聞バックナンバー購入 | 問い合わせ | リンク・著作権
ページ 1 | 2
||庄野真代インタビュー[1]

庄野真代 「飛んでイスタンブール」などのヒット曲で知られるシンガーソングライター、庄野真代が、約4年ぶりの新作CDアルバム「リミニッセンス」(WAVE)を出した。26日には都内で発売記念ライブを行う。1970年代の“同期”の女性アーティストらのヒット曲をカバーしている。

女性アーティストが自らの言葉で語り始めたころの歌
「中央フリー・ウェイ」(荒井由実)、「わかれうた」(中島みゆき)、「なごり雪」(イルカ)、「マイピュアレディ」(尾崎亜美)、さらに「SEPTEMBER」(竹内まりや)、「パープル・タウン」(八神純子)、「迷い道」(渡辺真知子)に「アメリカン・フィーリング」(サーカス)に「異邦人」(久保田早紀)…。

女性アーティスト、シンガーソングライターによる、70年代を代表する、きら星のような9曲を選んだ。もちろん、もち歌「飛んでイスタンブール」「モンテカルロで乾杯」「アデュー」も。

「女性アーティストが、自分の言葉と旋律で積極的に何かを伝え始めたころの歌です」

原曲のイメージは意識的に払拭し、大胆に別の色に染め上げている。

「自分なりに解釈し、自分らしく伝えなくては。そのために今回の録音では、ともかくうたうことだけに集中しました。自作曲だと曲の主人公が自分になってしまいますが、他人のもち歌ばかりの今回は、いろいろな人物を演じ分ける女優気分を楽しめました」

編曲と監修は、ギター奏者で作曲家の小田裕一郎に頼んだ。収録曲「アメリカン・フィーリング」や松田聖子の「裸足の季節」などの作曲を手がけた、このヒットメーカーは、いま米ニューヨークを活動の拠点にしている。

そのせいかアルバム全体を支配する雰囲気はジャズやラテンの味わい。庄野も意識的にうたい方にブラックフィーリングを取り入れている。たそがれどきから夜が深まるころにかけてが似合う仕上がりになった。

「“ニューヨークテースト”を取り入れたりして、懐かしいけれど新しい雰囲気になっている。原典にこだわりのある人は『違う』っていうかもしれませんけれど、それでもいいんです。『違う』ってことは新しいのですから」

続きを読む


ページ 1 | 2






産経新聞社から記事などのコンテンツ使用許諾を受けた(株)産経デジタルが運営しています。
すべての著作権は、産経新聞社に帰属します。(産業経済新聞社・産経・サンケイ)
2008(C)SANKEI DIGITAL INC. All rights reserved.

ここは記事のページです

リミニッセンス

「リミニッセンス」
ROPPONGI WAVW RECORDS
XNRW-10005/3,000円

1.モンテカルロで乾杯
2.異邦人〜シルクロードのテーマ〜
3.アデュー
4.中央フリー・ウェイ
5.飛んでイスタンブール
6.わかれうた
7.なごり雪
8.マイピュアレディ
9.SEPTEMBER
10.パープルタウン〜You Oughta Know By Now
11.迷い道
12.アメリカン・フィーリング

庄野真代公式サイトはこちら

レコ発ライブ
5月26日(月)
東京・恵比寿アート・カフェ・フレンズ
午後7時半開演
問い合わせ:アート・カフェ・フレンズ 03(6832)9050


PROFILE
大阪出身。
1973年、ヤマハ・ボーカル・オーディション合格。75年、「フォーク音楽祭」に応募し、関西四国決勝大会でグランプリ。全国大会でスカウトされ、デビューが決まる。
76年、アルバム「あとりえ」でデビュー。
78年、5枚目のシングル「飛んでイスタンブール」が大ヒット。
80年、世界28カ国132都市を旅行。
91年、シンガポール、マレーシア、香港でCDデビュー。
2000年、法政大学人間環境学部に入学。
04年、法政大学卒業、早稲田大学大学院アジア太平洋研究科国際関係学科入学。
05年、平和市民コンサート「セプテンバーコンサートJP」を提唱。9月11日に是国39会場で開かれる。
06年、特定非営利活動法人「国境なき楽団むを設立。早大大学院修了。