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2月12日(水)ENAK original 寺井尚子*ロングインタビュー(2)
それなりの音が出るまでに1年

−−なるほど。

今回のメンバーになって、初めて「今だ」と思えたということでしょうか。その結果、収録曲も11曲中、バンドのオリジナルが9曲を占めるようになった。

−−既存の曲は「愛の讃歌」「慕情」だけ。「あなたの中の私」「愛の行方」が寺井さんの作品。また、2曲がギターの細野義彦さんで、残る5曲がピアノの北島直樹さんの曲と、北島さんの比重が大きいですね。

北島さんには7、8年前に「バンドを作る際は加入してくれますか」とお願いしたことがあって、今回のバンドを作る際に「加入してもらうなら今だな。今、彼の音が必要だ」と。

−−オリジナル9曲って今までで最多でしたっけ?

最多ですね。結果論ですけど。つまり、最初はメンバーからどれだけの曲が出てくるか予想はつかないわけですから。でも、結局20曲集まって、そこから絞り込んだ。

−−逆にいうと「愛の讃歌」「慕情」を入れた理由は?

「愛の讃歌」は以前からライブでは演奏していたので、CDにしてほしいというリクエストが多かった。「慕情」はプロデューサーから提示された候補曲の中から選びました。オリジナル9曲の中に入れるわけだから、ともかく“強力”な曲である必要があった。

−−理想のサウンドが出せるバンドを得ての録音を通じて感じたことは、何かありますか?

やっぱり私はジャズが好きなんですよね。そう感じました。もちろん、いろいろな音楽の要素を取り入れてやりたいという気持ちはあるのだけど、ただやっぱり私の根底にはジャズがあるわけです。私が先ほどからいっているバンドサウンドって要するに音と音の会話ということなんです。そのうえで、ジャズの要素を…うーん、なんていうか、そう、“ジャズる”ことができるかどうかなんです。分かりますか? ジャズの曲を演奏するからそれがジャズだということらにはならないんです。バンドの中でジャズることがジャズなんです。ジャズることが大切。


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