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2月13日(木)ENAK original 田村直美*ロングインタビュー(3)
先達へのリスペクト

−−いつごろの話ですか?

5年ほど前。だから、私、この作品については、こういうんです。「構想5年、制作3カ月」!ちょこちょことお互いに手の空いているときにやりとりをしあって。そのうち、この作業を「おもしろい」といってくれる人たちと出会い、具体的に作品にする道筋ができあがったんです。それで、どうせなら10年前に挫折したジャズもやってみたい。映画音楽もやってみたい。

−−それで、「マイ・ファニー・バレンタイン」も入れた。

それに「コーリング・ユー」は以前から絶対に歌いたいと思っていた。クラシックばかりではなく、それらの歌を入れることで私がロック・ポップス分野の歌手であることも含めて、よい均衡に落ち着いたなと思っています。

−−ところで、クラシックの曲はいずれももともとは歌詞のついていないもので、ご自分で歌詞をつけていますよね。

そうです。そもそも、クラシック曲の場合は、どの楽器の、どの旋律をピックアップして歌詞をつけるかを考えるところから始めました。

 

−−え?いわゆる主旋律ではだめなんですか?

そこが「どーする?」っていう大問題。やっぱり、クラシック曲は器楽曲ですから歌ものとは構成が違うんです。それである楽器のパートをピックアップして、それを主旋律として歌詞をつけるという作業になるわけです。それそれで作曲家に対する、私たちなりの敬意の表し方だったと思っています。

−−そういう作業って、クラシックの偉大な作曲家の分析に似ていますよね。どういう気持ちでした?

こういう言い方は変かもしれませんが、神様のいた時代の音楽なんだろうなと。うまく説明はできませんけどね。歌詞もそういう雰囲気にひっぱられまして、クラシック音楽ってそういう力があったかと。

 


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