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4月19日(土)ENAK original SHY*ロングインタビュー(2)
歌 体で表現しきれない声

SHY−−ドラムですか? 経験は?

ありません。私がずっとダンスを習っていたのを知っていたので、「リズム感がいいだろう」と思われたようです。高校生になっても相変わらずシャイだと見られていた私は、「これはチャンスだ」と思いました。ちょうど親類がドラムの練習器具をもっていたので、それを使って練習もできましたし。バンドに入ると目の前にうたっている人がいるわけで、それで次第に歌うという行為にひかれていったわけです。歌なら自分の気持ちを表現できるのではないかと。

−−でも、ダンスだって自己表現の手段になりうると思うのですが。ダンスは長く習っていたんでしょ?

9歳からダンススタジオに通っていました。プリンス、マイケル・ジャクソンやジャネット・ジャクソンの音楽と出合ったのも、そのダンススタジオでです。彼らの音楽から非常に大きな影響を受けています。ただ、ダンスでは表現しきれないものがあって、その体で表現しきれないものを表現する手段が、私にとっての歌なんだと思うんです。体で表現しきれず思わずもれた声をつなぎ合わせて旋律にたものが私の作る歌だといってもいいかもしれません。

 

−−しかし、そのバンドでは、ドラム奏者だったんですよね。ドラムをたたきながらうたったのですか?

実は、どうしても歌いたくなったときにボーカル担当者にお願いして替わってもらっちゃったんです。ザ・ローリング・ストーンズやセックス・ピストルズの歌をコピーをしていたバンドだったんですけど、私がボーカルになってからは私が作った曲をやるようになったんです。歌はバンドに入ったころから作り始めていました。

−−なるほど。

bebeプロを目指すわけではなく友達同士の楽しみで活動していたバンドなので高校卒業と同時に解散。ダンスのほうは続けていたので、やがて歌手のバックダンサーの仕事が舞い込み、次いでバックコーラスも担当するようになって、私の声を「気に入った」という方も現れました。実際、「歌手としてデビューしないか」と誘っていただいたこともありましたが、ただ歌うだけの歌手としてデビューするには抵抗がありました。


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