mokomoko
MOKO MOKO
TOCJ-68059
東芝EMI
http://www.toshiba-emi.co.jp/

松永貴志公式ページ
http://www1.odn.ne.jp/takashi-m/
11月6日(木) 松永貴志*Long Interview(4)
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遊びだから続けられた

−−5月に出たデビュー作「TAKASHI」について

「TAKASHI」曲については、小学生のころに即興で弾いていたころ、曲という形にはなっていなかったけれど、なにがしかの旋律があったわけで、それが曲作りにつながったと思う。デビューCDに収録した「宿題」という曲は、高校1年生ぐらいのときに出来ていた。同じく「メロン」という曲も、すでにコンサートではよく弾いていました。このCDを聴いて、そのときの僕の気持ちが100%出し切れているから、すごいなあと思った。満足、満足、大満足!

−−そして早くも11月に2作目の「MOKO MOKO」が出た。

デビューしてから初めて全国ツアーというものを体験して、このツアーの間に新しい曲がいっぱいできた。まず、6月後半に「モコモコ」という曲ができた。それから録音を始める8月前半までの間に、ほかの曲を作った。僕の中に「モコモコワールド」というイメージがふくらんで、そこには道頓堀川も流れている! 録音時点では優勝するとは想像しなかったけど、これはもうタイムリーだなあ! でも、ひとが飛び込むのをイメージした曲じゃなくて、祭りのあとの静かな静かな川。取り残された川というイメージがまず、あって、なんなとく道頓堀川と命名したんです。で、そんな世界を絵にかいて録音メンバーのふたり(ベースの安ヵ川大樹、ドラムの広瀬潤次)に見せて「今回のCDはこんな感じです」と伝えたのだけど、「うーん」とかいって、ふたりとも困っていた。

MOKO MOKO−−「MOKO MOKO」は全曲自作で、どの曲も格調高い旋律なので驚きました

「悲しみの世界」という曲は、テレビのニュース番組でイラク戦争の映像を見て、すぐにピアノに向かってできた曲。「暴風ゾーン」という曲では、3人のコンビネーションを合わせるのにちょっと苦労した。録音は3日。確か2日目で全部録音しおえて、3日めは、「それじゃあ、全部最初からやり直そうか」などといって遊んでいた。おもしろかった。

−−ところで、やはり、「自分の音楽はジャズなんだ!」という意識をもっているのですか?

ふんふん。なんだろう、よくわからないのだけど、一応、意識としてはジャズ。でも、僕のつくる曲は、僕がポップスを聴いている影響もあるんだろうけど、いわゆるジャズの曲とはちょっと違うものになる。

−−ジャズというと難しいものと考えるひともいるけど、モー娘。とか、宇多田ヒカルや浜崎あゆみとかと同じだと考えている?

はい。いずれにしても、それが僕の中から自然に出てくるものだから、これが僕の音楽なんだろうな。






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