−−5月に出たデビュー作「TAKASHI」について
曲については、小学生のころに即興で弾いていたころ、曲という形にはなっていなかったけれど、なにがしかの旋律があったわけで、それが曲作りにつながったと思う。デビューCDに収録した「宿題」という曲は、高校1年生ぐらいのときに出来ていた。同じく「メロン」という曲も、すでにコンサートではよく弾いていました。このCDを聴いて、そのときの僕の気持ちが100%出し切れているから、すごいなあと思った。満足、満足、大満足!
−−そして早くも11月に2作目の「MOKO MOKO」が出た。
デビューしてから初めて全国ツアーというものを体験して、このツアーの間に新しい曲がいっぱいできた。まず、6月後半に「モコモコ」という曲ができた。それから録音を始める8月前半までの間に、ほかの曲を作った。僕の中に「モコモコワールド」というイメージがふくらんで、そこには道頓堀川も流れている! 録音時点では優勝するとは想像しなかったけど、これはもうタイムリーだなあ! でも、ひとが飛び込むのをイメージした曲じゃなくて、祭りのあとの静かな静かな川。取り残された川というイメージがまず、あって、なんなとく道頓堀川と命名したんです。で、そんな世界を絵にかいて録音メンバーのふたり(ベースの安ヵ川大樹、ドラムの広瀬潤次)に見せて「今回のCDはこんな感じです」と伝えたのだけど、「うーん」とかいって、ふたりとも困っていた。
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