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宙組 花總まり(4):タカラジェンヌ 夢の軌跡
最後の舞台も平常心で
平成18年4月21日(金) 大阪夕刊 by 平松澄子
宝塚歌劇の歴史に残る娘役トップスターに成長した花總。最後の作品「Never Say Goodbye−ある愛の軌跡」が現在、宝塚大劇場で上演中(5月8日まで)で、この東京公演(5月26日−7月2日)の千秋楽で退団する。

「劇作家のキャサリンとその孫にあたる女性の2役。これまで通り、その役の人物として舞台の上で生きたいと思って演じています。真実を見つめていこうとするキャサリンは好きな人物だし、曲がとてもきれい。宙組のみんなで作っている作品として感動していただけたら、うれしいですね」と、平常心を強調した。

これまで5人のトップスターの相手役をつとめたが、この公演で同時に退団する宙組トップの和央ようかとのコンビは6年になり、一番長い。

「たかこさん(和央の愛称)とは雪組時代から一緒で、ずっと同じ舞台を作ってきた同志的な感じが強いかな。『Never Say−』ではそういう2人のセリフも多くて共感できます」という。

退団理由を聞くと、「やめる時期はだいぶ前から考えていましたが、今回の小池修一郎作品がわかった段階で、気持ちが決まりました。春って時期もいいでしょう。冬にやめるのは暗くて寒いからヤダなって思っていたんです」との答え。

退団後の予定については、「私は宝塚の舞台でお芝居をするのが好きだったので、外の舞台はあまり興味がない。一応、宝塚で終わりにしようかなと思っているんです」というが、「お嫁さんはいずれご縁があればですけれど、今は結婚するよりは何かをしていたいな」とも。どんな選択をするのだろうか。

音楽学校時代から数えると17年になる宝塚生活。「ホントにいろんな人に出会い、いろんなことを学ばせていただきました」と振り返り、「宝塚の魅力はやはり、きれいな舞台と男役さんのかっこよさ。娘役は男役さんに寄り添って、宝塚が大好きで一生懸命やっていれば大丈夫ですよ」と、後輩にエールを送った。



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