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宝塚歌劇宙組「Never Say Goodbye−ある愛の軌跡」公演評
よどみない演出、美しい旋律
平成18年4月10日(月) 大阪夕刊 by 平松澄子
ブロードウェーの作曲家、フランク・ワイルドホーンが全曲を書き下ろし、人気演出家、小池修一郎(台本・作詞)との初コラボレーションで注目度の高い、宙組の1本立て大作「Never Say Goodbye−ある愛の軌跡」。6年にわたり息の合ったトップ・コンビを組んできた和央ようか、花總まりの退団公演でもあり、昨年末に転落事故で重症を負った和央の約3カ月ぶりの復帰作。さらに第92期生48人の初舞台生がフレッシュなラインダンスを披露−と、何かと話題満載である。

Never Say Goodbye−ある愛の軌跡ナチスの影が濃い1930年代のハリウッドとバルセロナを背景に、スペイン内乱、幻のバルセロナ人民五輪、外人部隊の義勇軍など硬派な歴史的出来事を散りばめて、社会派の人気カメラマン、ジョルジュ・マルロー(和央)と新進劇作家、キャサリン・マクレガー(花總)のラブストーリーが展開する。

主役の2人が最悪の出会いから、仕事を通して理解を深め、強く心が結ばれていく過程を、和央、花總がていねいに、スムーズに演じて、さすがの存在感をみせる。舞台奥のスクリーンやスライドを効果的に使い、レトロな時代感を出すことにも成功した。

殺伐とした状況下できらびやかさはなく、銃を手にした市街戦も描かれるが、うまくダンス処理。後半は終結をやや急ぎすぎた感はあるが、小池演出はよどみなく、旋律の美しい音楽がすべてをブレンドして心地いい。「ベルサイユのばら」もフランス革命を背景にした名作だが、宝塚には戦争を取り上げて、エンターテインメントの秀作に仕上げた作品がけっこう多い。

闘牛士ロメロ役の大和悠河がかっこよさを増し、敵役に回った遼河はるひのスゴミが光る。ただ、和央がダンスを思いっきり踊れないのが、最後の作品だけに残念だ。5月8日まで、宝塚大劇場。



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