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タカラジェンヌ 夢の軌跡 雪組 貴城けい(1)
ベルばら3役 それぞれに分析
1月6日(金) 大阪夕刊 by 平松澄子
かしげさん 宙組の次期トップスターに内定した人事が昨年末に突然、発表された。組替えしていきなりのトップという前例のない出来事にだれもが驚いたが、貴城自身も「全く思ってなかったことで、すっごく驚きました。でも、まだ、あんまり実感はないんです」という。

無理もない。現在、宝塚大劇場の星組公演「ベルサイユのばら〜フェルゼンとマリー・アントワネット編」にオスカル役で客演中(5−10日)だが、このあと2月10日初日の雪組公演「〜オスカル編」には、ジェローデル役とアンドレ役で出演する。昨年末はそれらのけい古が同時進行中だったのだ。

「宝塚を代表する“ベルばら”に出るのは初めて。しかも2公演で3つの役をやらせていただける。その巡り合わせはすごく幸せなことですが、その分、普段の公演より大変だし、けい古中は頭がごっちゃでしたね」

もっとも、そこはキャリア十分の実力派。三者三様の役柄分析はしっかりできている。

まず、オスカル。「宝塚の男役って、みんな男装の麗人じゃないですか。その中でオスカルを演じるのは、相手との兼ね合いや表現の仕方が難しい。とくに星組さんの中でのオスカル像は、心の中の女の部分が強く描かれている。軍人としての部分もきちんと見せるバランスが大事だと思います」

次いで、ジェローデル。「バスティーユの戦いがクライマックスになる雪組は、民衆が主体。その中でジェローデルは数少ない貴族の1人なので、根底にそういう色を打ち出して、心の深い、知的な役作りをしたい」

そして、アンドレ。「平民だからジェローデルとは違う感じにしたい。オスカルを毒殺しようとする場面で、アンドレの想いをはきだせるんですが、そのあともオスカルを守っていくという心のありようが、ポイントになるでしょうね」

役替わりはこれまで何度か経験済み。「3つの役はそれぞれがおもしろい。複数キャストも励みになりますし、自分の糧になっていくのではと思います」と前向きだ。

つづく


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