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宙組 大和悠河(2):タカラジェンヌ 夢の軌跡
組替えはイメージチェンジの好機
平成18年3月10日(金) 大阪夕刊 by 平松澄子
ガイズ&ドールズのネイサン役 宝塚歌劇85周年の1999年は、バウ・シェイクスピア・シリーズで「十二夜」に主演。10−11月には中国公演(北京、上海)に参加して、初の海外公演を経験した。2000年は「LUNA」の2役を新人公演で主演、宝塚バウホール公演「更に狂はじ」では霧矢大夢とダブル主演をつとめている。

東京宝塚劇場のこけら落とし公演となった01年の「愛のソナタ」では、オクタヴィアン役でじつに5度目の新公主演。東京のみで上演された「大海賊」「ジャズマニア」を経て、同年暮れには「第18回浅草芸能大賞」新人賞を、宝塚歌劇団では初めて受賞した。その後も同賞の受賞者は出ていない。

「私は東京生まれなのに、この賞の受賞式で初めて浅草に行ったんです。なんだかわからないままで、落語家さんたちも一緒で場違いな感じはしましたが、妙にうれしかったですね」

02年はブロードウェー・ミュージカル「ガイズ&ドールズ」にネイサン役で出演。口ヒゲを初めてつけて、どこか憎めないイカサマ賭博師を好演した。「新公を卒業して初めての大役で、大劇場でトップさんと絡むのも、大人の男の役も初めて。ターニングポイントになった印象に残る役です。当時、この役はヒゲをつけるものだと思っていたんですが、おもちゃの兵隊さんみたいで私には全然似合わない。もうヒゲは絶対につけない!って決めました」

月組できわめて順調にスターの階段を駆け上ったが、03年に宙組への組替えが発表された。「このごろから頻繁に組替えが行われるようになったので、ついに私にも来たーという感じ。いい意味で新しいスタートになる、月組での凝り固まったイメージから脱け出せるかなと思いました」と前向きに受け止めている。

ところが、宙組生になって初めて出演したのが、星組の東京・日生劇場公演「雨に唄えば」。主役ドン(安蘭けい)の親友で気のいい作曲家のコズモを軽快に演じた。「タップが重要な作品なので、難しいタップをしごかれて大変でしたが、楽しかったです」



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