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轟悠の男役カレイドスコープ(4)
日生の看板娘 4度の主演 それぞれに挑戦、勉強
   大阪夕刊 by 平松澄子
9月は東京の日生劇場で、ブロードウェー・ミュージカル「KEAN(キーン)」に主演させていただきます(1〜23日)。私は日生劇場での主演はこれで4度目。制作発表のときに日生劇場の理事長から、「ウチの看板娘ですね」と言っていただきました。「エッ?!娘?」って思わず聞き返したんですが、ちょっとウキウキした気分になりましたね。

「花供養」の後水尾天皇役
「花供養」の後水尾天皇役
日生劇場とはホントにご縁が深くなりました。宝塚歌劇の公演が始まったのは2002年4月からで、1回目は大ヒット作「風と共に去りぬ」のレット・バトラー役。私にとってこの作品は3度目だったので、自分の中でのバトラーはこうかな、と確認しながらやらせていただきました。

すぐ隣の東京宝塚劇場では、通年で宝塚歌劇の公演をしています。最初は不安もあったんですが、たくさんのお客さまに入っていただいて、ありがたいことに「菊田一夫演劇賞」(第28回)や日本演劇批評家大賞「ミュージカル大賞」(第12回)を受賞できて、とてもうれしかったです。

私の2度目の主演は04年9月「花供養」の後水尾天皇役。徳川幕府によって苦悩を強いられた天皇家の人々の愛のドラマを描いたストレートプレーで、歌も踊りもない中で四季を表現する異色作でした。かつて春日野八千代先生が演じられた役ということもあって緊張感はすさまじかったですが、お客さまの呼吸を感じながら芝居をするという、貴重な体験ができました。

3度目は昨年10月「オクラホマ!」のカウボーイ青年カーリー役。古き良き時代の西部を舞台にしたブロードウェーの名作で、宝塚歌劇が1967年に初めて挑戦した海外ミュージカルという歴史のある作品でした。

この記事は携帯サイト「芸能サンスポ」でも読めます3作とも全く色の違う作品で、私はその時期に必要な挑戦、勉強をさせてもらっていると思っています。4度目の「KEAN」は実在のイギリスのシェークスピア役者が主人公。これまでやったことのない難しい役ですが、精いっぱい頑張ります。





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