日生劇場公演「Kean」制作発表
轟悠でシェークスピア俳優の生涯を
ENAK編集部
宝塚歌劇団は13日午後、東京都内のホテルで、東京・日生劇場公演「Kean」の制作発表を行った。
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会見した蒼乃夕妃、柚希礼音、轟悠、南海まり(左から)=東京都内のホテル |
専科の轟悠が主演し、柚希礼音、南海まり、蒼乃夕妃ら星組の選抜メンバーが出演する。
東京宝塚劇場に隣接する日生劇場を使った公演は同劇団創立88周年の2002年に「風と共に去りぬ」を上演して以来これで6回目になる。
「Kean」は19世紀初頭に実在したシェークスピア役者エドモンド・キーンの生涯を描くミュージカルで1961年ブロードウェイ初演。
アレクサンドル・デュマの戯曲が原作。ジャン・ポール・サルトルがこれを翻案した「キーン〜或いは狂気と天才」をミュージカル化したもの。
日本では江守徹主演でサルトル版が上演されたことはあるが、ミュージカル版は、今回が初演になる。

演出の谷正純は「劇中にシェークスピア劇が出てきますが、オペラやバレエの要素をちりばめることで宝塚らしいシェークスピアをやれると自負しています」とポイントを説明した。
主演の轟は「日生劇場は勉強させてもらえる劇場。今回は役者を演じるので役者としての力を発揮したい」と意欲を示した。
公演は9月1日から同23日。チケットは7月29日から前売り開始。
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