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The name of タカラジェンヌ II
雪組 緒月遠麻 あこがれのスターから…
5月14日(月)  大阪夕刊 by 平松澄子
「特別に意味がある芸名ではないので、これまでは言わなかったんですが…」と言いながらも明かしてくれた。

きたろう 「緒月」は元星組トップスターの湖月(こづき)わたるにあこがれていて、響きが似ている当て字に。「遠麻」は「予科生(宝塚音楽学校)のとき、『機関車トーマス』に似てる、と言われたのを思い出して。『ス』をはぶいて好きな字をはめました。こんなんでいいのかなぁ」

174センチの長身でがっしりタイプの男役。現在、宝塚大劇場で上演中の「エリザベート−愛と死の輪舞(ロンド)−」に皇帝の側近、シュヴァルツェンベルグ侯爵役で出演している(6月18日まで)。軍服姿がよく似合って貫禄十分。口ヒゲもつける年配の役だ。

「私、軍服の役がすごく多いんです。『エリザベート』は宝塚音楽学校の受験で落ちたとき、星組さんのビデオを“この舞台に立てなかったなぁ”と思って見ていました。今、その作品に出られてうれしいです」

中学時代に友人に借りたビデオを見て宝塚歌劇のファンになり、高校2年のときに音楽学校を初受験。翌年、2度目の挑戦で合格した。

初舞台は「源氏物語あさきゆめみし」。最初の大役は、16年「スサノオ」新人公演のアオセトナ役で、「すごく緊張しましたが、自分としては思いっきりやった感はありました」。新公はその後、17年「霧のミラノ」のカールハインツ少佐、18年「ベルサイユのばら」の衛兵隊員アラン、同年「堕天使の涙」の振付家ジャン=ポール・ドレと、主に2番手の役どころを経験して卒業した。

「みなさんにはよく、アランが似合うと言われますが、私はジャン=ポールみたいなクールな感じの役が好きです。やってみたい役は最後まで悪に徹する極悪人。『エリザベート』の中では女役だけれどヴィンディッシュ嬢(心を病んだ患者)がいいですね。普通じゃない不思議な感じの役がやりたいんです」ときわめて個性的だ。めざす男役は、柄を生かしたスケールの大きな立役とか。

次週は夢咲ねね(月組)
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おづき・とおま
平成12年入団
名古屋市出身