第1場 風に舞い 夢に翔べ 忠輝は時代を超越した視点をもった男だった。 花井主水正(もんどのしょう)義雄(春野寿美礼)は、 戦国時代ならではの男だった。 家康にうとまれた忠輝は、 主水正の父、花井三九郎(未沙のえる)に育てられる。 忠輝と主水正とは、主従関係を超えた ほんとうの兄弟のような絆(きずな)で、 結ばれている。