第7場 キリシタン禁止令 二代将軍・秀忠によるキリシタン禁止令が出される中、 異国の人々ともへだてなく接する忠輝は、 帰国するという知り合いの伝道師、 ソテーロ(大伴れいか)から、 ともにかの国へいかないかと誘われる。 日本を離れれば、政争からも抜け出られ、心おきなく五郎八姫を愛することができる。 忠輝の夢はふくらむ。だが、時代は、そんな彼のはばたく夢を許さなかった。