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雪組 壮一帆 平成8年入団 兵庫・川西市出身 |
大海原に1つの大きな帆を張って突き進んで行こう、という壮大な意味を込めた芸名だ。愛称も「そう」。
「『赤ちゃんの名前辞典』で“壮月”が私の生まれ月の8月の別称だと知ったんです。響きもきれいだし、まず『壮』を決めてから、下の名前を考えました」
170センチのスラリとした長身で、さわやかさあふれる男役のホープ。中学3年になって将来を考えたとき、いきなり宝塚歌劇がひらめき、高校卒業時に受験したという。
「音楽学校時代は成績が悪かったけれど、いろんな人がいて人間っておもしろいなぁと興味がわきました」
一昨年に花組から雪組に移り、新人公演の主役を2度とバウホール公演の初主演をつとめて、グングン成長している。
「去年はやることが多くて必死に取り組んで自分と闘った年かな。見えてきた課題も多いので、今年は地に足をつけてレッスンに励み、舞台観劇や美術鑑賞などにも出かけて、より充実した年にしたいです」と抱負を述べた。
元日から宝塚大劇場公演「春麗の淡き光に」「Joyful!」に出演中(2月4日まで)。
「日本物のお芝居はけっこうセリフが多いんですよ。ショーは久しぶりにスーツを着て踊っています。私にとってはあこがれのヤンさん(元花組トップの安寿ミラ)の振付で、直接指導していただいたことが、すごくうれしくて幸せです」