専科 伊織直加
退団 これからも舞台を
click
公演終了後のさよならパーティーであいさつする伊織直加=東京都千代田区
産経新聞東京版朝刊で昨年4-12月にCD紹介「コレ聴きま専科」を連載した宝塚歌劇団専科の男役、伊織直加が22日、東京宝塚劇場の宙組公演千秋楽を最後に歌劇団を退団した。

公演終了後、産経新聞の取材にこたえた伊織は退団後、女優として舞台に立ち続ける意向を語った。

伊織は「退団発表直後は、果たして女優として続けていけるか不安もあり、はっきりとしたことがいえませんでしたが、これからも舞台を中心にした活動をしていく決心をしました」と説明。

歌劇団在籍中の外部出演作品「キス・ミー、ケイト」の梅田コマ劇場公演(8月3−29日)が退団後の初舞台となり、その後は宝塚OGの演出家、謝珠栄が原案・演出のミュージカル「砂の戦士たち」(11月11日−19日、東京・サンシャイン劇場)への出演が決まっている。

精進し続けた宝塚での男役に対し、女優業のほうは「楽しみながら続けられたら」と語り、ゆっくりと前進する構え。

「これまで男役としての引き出しはいっぱい持っていましたが、今後はさまざまな女性を演じて女優としての引き出しを増やしたい。未知の世界に踏み出すわけで、自分がこれからどうなるのかは分かりませんが、踊りや歌などいろいろなことにも挑戦しながら舞台を続けたい」

15年の男役生活を終えた直後の取材。完全燃焼した後の安堵感と興奮の余韻とがないまぜになっていたはずだが、それでも慎重で着実な語り口が、いかにもきまじめな伊織らしい。

SUMiRE DATA
6月23日(月)
SUMiRE LINX
涙のENDLESS LOVE
「傭兵ピエール」始まる
「傭兵ピエール」グラフ
伊織直加のコレ聴きま専科 SUMiRE STYLE index
ENAK TOP PAGE
SUMiRE MEMO
連載 産経新聞における主な宝塚関連連載記事は次のとおりです。
・東京本社が発行する毎週木曜日朝刊の「SUMiRE STYLE」
・大阪本社が発行する毎週月曜日夕刊の「The name of タカラジェンヌ」

番組表 東京版朝刊TVメディア面のBS・CS欄にはCSチャンネル「TAKARAZUKA SKY STAGE」の番組表と解説を毎日掲載しています。

OG関連記事 演劇一般など、それぞれ活動のジャンルごとに掲載しています。
MAIL
ENAK編集部へのご意見はこちらまで
編集局文化部へのご意見はこちらまで
SUMiRE STYLE@産経新聞 ENAK 流行+芸能


ENAK?流行+芸能
産経Webに掲載されている記事・写真の無断転載を禁じます。
すべての著作権は産経新聞社に帰属します。
(産業経済新聞社・産經・サンケイ)
Copyright 2003.The Sankei Shimbun. All rights reserved.