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星組日生劇場公演「雨に唄えば」制作発表
会見詳細(2)

植田理事長ら制作陣の会見に続いて、出演者の会見に。まず、大和悠河が「LET'EM LAUGH」を歌いながら登場。派手な振り付けで、これは本人が考案したものだという。続いて、安蘭けいが「YOU ARE MY LUCKY STAR」を歌い、安蘭、大和、真飛聖、陽月華が「雨に唄えば」を歌った。

全員で「雨に唄えば」をうたった=東京・日比谷の日生劇場ロビー

安蘭けい
「YOU ARE MY LUCKY STAR」を歌う安蘭けい=東京・日比谷の日生劇場ロビー
いま、幸せに思っています。ブロードウェイ・ミュージカルはあこがれで、それがやれるのは私の夢がかなったわけで、歌劇団と神様に感謝したいです。
とても有名な作品なので、みなさまの期待も大きくプレッシャーもありますが、プレッシャーをパワーに変えて、楽しんでもらえるものを作れるようがんばりたい。


大和悠河
自分で考えたという派手な振り付けで「LET'EM LAUGH」を歌う大和悠河=東京・日比谷の日生劇場ロビー
映画を見たとき、すてきな曲とダンス、タップが盛りだくさんで、とても楽しい作品だと思いました。そんな作品に出られるのはうれしい。
私が演じるコズモは、舞台に出てきただけで笑いが出る、楽しい役。楽しいんでいただけるよう演じられたらいい。一生懸命がんばります。


真飛聖
ブロードウェイ・ミュージカルをやれる喜びと、初の女役という貴重な経験をころから光栄だと思っています。すてきな女優に変身できるよう勉強してがんばります。
陽月華
このように立派な劇場ですてきな作品に出られてうれしいです。私なりに、私らしく挑戦していきたいと思っています。


一問一答
−−それぞれの役について

安蘭 映画をビデオで研究しました。ジーン・ケリーは、ダンスがすごくて、いまの時点ではまねすらできない。本番までには、この体で最大限の表現ができるようになりたい。役は映画スターで2枚目ということですが、コメディーでもありますし、2.5枚目ぐらいでがんばりたい。

大和 コズモは率先しておもしろいことをやる。おもしろいことが浮かんでくる人なのだと思う。私も自分らしくいろんなものを盛り込んで、私なりのコズモができたらいい。

真飛 映画のビデオを見たら、個性的な役だと思いました。演技力が問われるのかなと心配ですが、がんばります。

陽月 ビデオを見て感じたことはキュートで生命力あふれる女性だということです。歌も踊りもすばらしく、私の限界に挑戦したいと思います。

会見の後の記念撮影=東京・日比谷の日生劇場ロビー


−−大和さんは宙組からの出演ということになりますが

大和 めったにない機会。星組のみなさんのお芝居づくりを、楽しい刺激として吸収したい。

安蘭 タニ(大和の愛称)とは初めて組みますが、タニはコメディーをけっこう経験していますよね?

大和 おどけた役は割と多いです

安蘭 私は少ないので、教わりたいなと思っています。なにしろ、タニは先ほどの歌の振り付けも自分で考えたんですよね?

大和 はい。

−−そうなんですか。振り付けのポイントは?

大和 ともかく、(歌の題どおりに)「笑え!」と。ただ4人の中で最初に出ていかなくてはならなかったので、緊張して、失敗した部分もありますが…。

−−宝塚の劇場とは違うものをということですが、そのあたりの魅力はどう作るのか?

安蘭 宝塚を意識せずに、ひとりの役者として演じ、楽しんでいただけたら。

大和 日生劇場だということもあるし、ブロードウェイ・ミュージカル゛ということもあり、おのずと普段の公演とは違ってくると思います。ともかく、みんなで一丸となって楽しくやれたらいい。

真飛 今回、若い出演者が多いのでパワーを感じてもらいたい。

陽月 私の場合、このような場(記者会見)に参加させていただくこと自体、初めてなので、そこ(質問の意図)まで頭が回らないのですけど…ショーの場面など華やかさが伝えられたらいいなと思います。

緊張しまくっていた陽月(左)のかわいらしい受け答えが、ほかの3人をリラックスさせた=東京・日比谷の日生劇場ロビー


−−安蘭さんはタップが得意と聞きましたが

安蘭 タップは、真飛をのぞく3人が踊ります。久しぶりなのでかなり大変です。音楽学校時代は、得意だったのに。本番までそれほど日にちもありませんが、がんばりたいと思います。

−−雨の場面では本物の水を使うそうですが

安蘭 雨の中でタップを踏むわけです。雨が降っていなくてもタップは大変なのに。舞台の上で滑らないようにしないといけませんね。

−−大和さんはタップはどうですか?

大和 私も久しぶりなので、基本から勉強して、猛特訓でがんばります。

−−陽月さんは?

陽月 おふたりについていくのみでございます。

安蘭けい(右)と大和悠河=東京・日比谷の日生劇場ロビー










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3月19日(水)
text and photo by 石井健
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OG情報 演劇一般のほうに掲載
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