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星組日生劇場公演「雨に唄えば」始まる
雨・汗・涙 びしょぬれ熱演!

宝塚歌劇団星組の「ブロードウェイ・ミュージカル『雨に唄えば』」(演出・中村一徳)が6日から日生劇場(東京・日比谷)で始まった。27日まで。

東京宝塚劇場ではなく日生劇場を使った特別公演で、昨年の「風と共に去りぬ」に続いて2度目の試み。

「雨に唄えば」
「雨に唄えば」といえば、やはりこの雨の中のタップ場面。安蘭は本当に雨に唄います!


主役のドン・ロックウッドに安蘭けい。ヒロインのキャシー・セルダンには陽月華(ひづき・はな)。また、ドンと共演する大女優、リナ・ラモントには男役の真飛聖が初めて女役に挑戦。ドンの親友、コズモ・ブラウンには宙組の大和悠河が特別出演して話題も多い。

ドン(安蘭)とリナ(真飛)は無声映画の花形コンビ。しかし、時代は次第に音のついた映画であるトーキーへ移ろうとしていた。そんな折、ドンは女優志望のキャシー(陽月)と出会う。キャシーはサイレントの演技を「芝居ではなくパントマイム」だとくさす。そんなキャシーに強い興味を抱くドン。やがて、ドンたちもトーキーを作る必要に迫られるが、リナは美貌とはほど遠い悪声の持ち主。そこで、コズモ(大和)を中心に一計を図る。キャシーにリナのアフレコをさせたミュージカル映画を作ろうというのだ。映画は大成功。しかし、リナのプライドは、キャシーの存在を許せない…。

雨に唄えば
楽しさいっぱいの「雨に唄えば」!安蘭けい(右)と大和悠河=東京・日生劇場


ジーン・ケリー、デビー・レイノルズらが出た有名なハリウッド映画(1952年)のミュージカル版。雨の中での華麗なタップ場面が特に有名だが、安蘭が果敢に挑戦。しかも、実際に雨が降る中で!

初日を前に5日夕から日生劇場で舞台けいこが行われたが、渋い安蘭に対して徹底して軽妙に飛びはね続ける大和。ひたむきな陽月。そして、悪声のリナの真飛の“怪演”。雨・汗・涙でそれぞれがびしょぬれになりながらの熱の入ったけいこ風景だった。

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5月6日(火)
by 石井健
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