静かな物語。
歌も踊りもない。宝塚としては異例の舞台。
だが、琴の音色が聞こえる。
虫の音。読経の声。
そして、降りしきる雪が
すべての音を奪い去った後の、無音の音が。
いにしえの日本ので聞くことのできた音。
そうか。もしかしたら、いつもどおり、
この舞台にもリズムは、流れているのかもしれない。
静寂な間というリズムが。
行く春を惜しんでの花供養へは、
こちらから
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