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専科
初風 緑
(はつかぜ・みどり) |
−−宙(そら)組の「白昼の稲妻」(関連記事:東京公演始まる)に出演、貴族のオーギュストを演じています
貴族であることをまず念頭に役作りしました。おぼっちゃまで、おおらかであるがゆえに楽観的な面もあって、ギスギスしていない。恋人のベラに対しても疑うことを知らない。真っすぐに育った青年のイメージですね。約80人いる出演者の中で、情熱的な青年という役割も意識しています。
−−ショー「テンプテーション!」は
宙組には珍しいタイプの内容だそうですが(関連記事:和央ようかインタビュー)、私にとっては花組時代に経験したなじみのあるスタイルです。自分が育ってきた環境、花組のときに先輩方を見て勉強した引き出し、それが今、参考になっていて、身についたものを出すことができているのではないかと思います。自分でも不安なく落ち着いて私らしく取り組めました。
ーー専科という立場は
今は各組に出演するという意識はあるけれど、組名とかではなく、ひとつの作品を作るカンパニーの一員としての意識のほうを大事にしています。昨年は外部出演するなど、自分自身、いい積み重ねができたなと感じました。やっと“初風緑”という色がつくられてきた今、90周年という記念すべき年を迎えられて幸せです。
−−今年の目標は
今年はできあがりつつある“初風緑”の新たなスタートとして、落ち着いて過ごしていきたいですね。そして、区切りの1年に、ちゃんと自分が存在しているという足跡を残していきたいと思っています。
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