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花組 真丘奈央
(まさおか・なお)
平成3年入団
東京・世田谷区出身 |
両親と姉の仲良し家族の名前が、全部入っている芸名という。
「父と母の名前に共通している『真』の字は、私がどうしてもつけたかったんです。『丘』は家族の姓から、『奈央』は姉の名前から、字をかえてつけました。姉がすごい宝塚ファンで、私はお姉ちゃんっ子だったんです」
歌唱力に秀でた美形の男役。国立音大付属高校時代はソプラノだったそうで、男役の低い声を出すのに苦労したという。日生劇場公演「風と共に去りぬ」では女役のベル・ワトリングを好演した。「びっくりする抜擢でしたが、すごく好きな役です」
現在、宝塚歌劇創立90周年の幕開けとなる、宝塚大劇場花組公演に出演中(2月16日まで)。春日野八千代ら専科3人が特別出演している記念祝舞「飛翔無限」(関連記事:清く正しく90年)では、バックのコーラス30人のリーダー格で、1曲目のソロを高らかに歌っている。
「歴史を背負って歌っている緊張感があります。じつは入団1年目に、春日野先生の踊りの“カゲソロ”をやらせていただきました。今回は舞台上で歌っているので、ひときわ感慨深いですね」
第3部のレビュー「アプローズ・タカラヅカ!」では、安寿ミラ(元花組トップ)の振付で踊るシーンを見てほしいそうだ。「花組の男役ならではの、シャープで都会的な踊りの伝統を受け継いでいきたいと思っています」
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