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−−第1幕−−
第6場 ビストロ
ファントムのレッスンは修了した。ファントムは、クリスティーナ(花總まり)に、団員たちが集うビストロに行き、歌声を披露するよう勧める。そうすれば、きっと歌手として契約してもらえるはずだと。クリスティーナは、ファントムが用意してくれた純白の衣装に身を包み、ビストロへ行く。ビストロでは、フィリップ伯爵(安蘭けい)が、クリスティーナを待っていた。「さあ、歌おう」。フィリップに促されてうたい始めるクリスティーナ。遠慮があってはじめは声が小さい。だが、どこからともなく、ファントムの歌声が聞こえてきた。その声に励まされるように、クリスティーナの歌声は力強くなっていく。
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