−−第1幕−−
第7場 パリの夜
クリスティーナの歌は絶賛される。支配人は、クリスティーナをコーラス隊の一員として雇用する契約を交わす。すると、その妻、カルロッタは、「それではもったいない」と「フェアリー・クイーン」のタイターニア役に指名する。だれもカルロッタがなにを考えているのかは知らない。クリスティーナは祝福の声に包まれる。フィリップ(安蘭けい)も幸せな気分に包まれ、恋心をうち明ける。闇の中。そんなふたりの姿を、ファントムは寂しげに見つめていた。