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月組トップター、紫吹淳 さよなら公演千秋楽 |
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心から ありがとう |
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劇場前の「さよならパレード」で8000人のファンの感謝の声援に手を振ってこたえる紫吹淳=午後7時半過ぎ、東京宝塚劇場前(撮影・北野浩之) |
宝塚歌劇団月組トップスターの紫吹淳(しぶき・じゅん)が21日、「薔薇の封印−ヴァンパイア・レクイエム」(関連記事:東京公演始まる)東京公演千秋楽を最後に歌劇団を退団した(関連記事:永遠の記憶を残して)。
紫吹は、公演に続いて「紫吹淳サヨナラショー」を披露。「大海賊」「ガイズ&ドールズ」など、過去の出演作の主題歌など10曲を熱唱し、踊った(関連:サヨナラショー曲目)。
最後の歌「STAY」は、「このままいてほしい。僕といてほしい」とうたうバラード。大階段の電飾が「STAY」の文字を映しだし、客席ではペンライトが揺れた。
ペンライトは白とピンクの2色で、舞台から見るとハートが形作られるよう配られた。
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劇場前の「さよならパレード」で8000人のファンの感謝の声援に手を振ってこたえる紫吹淳=午後7時半過ぎ、東京宝塚劇場前(撮影・北野浩之) |
銀橋の中央に出た紫吹は、あえて客席に背中を向けて、大階段と舞台で踊る仲間たちへの感謝を伝えた。感動の最終曲。相手役の映美くららの目がうるんでいたが、卒業する本人、紫吹は涙など見せずに笑顔。クールな男役らしさ、美学を最後まで貫いた。
サヨナラショーが終わった後、オレンジ色の薔薇の花束を抱いて大階段をゆっくりと降りてきた紫吹は、「すばらしい学舎を卒業することができて感謝しています。すべてのみなさまに、心よりありがとうございました」と、言葉をかみしめるようにあいさつ(関連記事:進化し続けたい)。
午後6時過ぎから東京宝塚劇場内で記者会見し、「まだ、退団の実感はない。進化し続けたい」と語った(関連記事:進化し続けたい)後、駆けつけた約8000人のファンの声援を浴びながら同劇場前をさよならのパレード。18年間の男役生活に終止符を打った。
会見の場にいた、宝塚歌劇を徹底して追究する演劇ウオッチャー、石井啓夫氏は「たとえばフォーマルなスーツにラフにマフラーを巻いて、それを実にかっこうよく見せられるのが紫吹淳だった。スマートなトップスターが増える中で、個性的な、それでいて男役らしい、近年まれな男役だった」と、賛辞を送っていた。
退団後は、女優として芸能活動を続ける。すでに、舞台「喝采 愛のボレロ」(7月1−25日、東京・帝国劇場)への出演が決まっている。
なお、この日は、紫吹のほかに美原志帆ら8人も退団。美原と穂波亜莉亜(ほなみ・ありあ)は、いわゆる寿退団であると紹介された。
[紫吹淳 さよなら公演千秋楽関連記事]
「進化し続けたい」会見内容
サヨナラショー曲目
サヨナラパレードグラフ
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3月21日[日] |
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