天使の季節 祝典喜歌劇
「天使の季節」
作演出/植田紳爾
演出/中村一徳

一転して「天使の季節」は、スラブスティック。ドタバタの喜劇です。もう、むちゃくちゃにはじけるほどにおかしさが増すでしょう。
おかしみの“キモ”のひとつは、トップスター、春野寿美礼の二役だと思うのです。
これは秘密でもなんでもないこと。むしろ、二役だと分かっていることを前提としたおかしみが随所に出てきますので、最初にそのふたつの役を並べてごらんにいれましょう。左の青年が、主役のギスターブ。パリのしがない芸人。 右はカネロニヤ王国の国王、ペスカトーレ12世。
さて、物語は…