「1914/愛」 宝塚グランド・ロマン
「1914/愛」
作演出/谷正純

そんなアリスティド(湖月わたる)とアデル(檀れい)が、ついに再会する。酒場の経営者の扮装のアリスティドを、恋しい相手だとは気づかないアデルは、「好きな人がいる」と告げる。それが自分だと知って有頂天のアリスティドは大急ぎで、伯爵らしい姿に着替えて駆けつけるが、あこがれの人の突然の登場に驚いたアデルは逃げ出してしまうが、なぞの伯爵夫人に扮すれば、臆することはないと扮装して戻ってくる。こんどは、そのことに気づかないアリスティドのほうが、恋心を語り始める。そんなところへアリスティドの実家の執事が登場。お互いのすべてが明白になるが、公爵夫人をかたってきた自分は詐欺師だと卑下するアデルは、その場から逃げ出さずにはいられなかった。