玄宗の寵愛を受ける楊貴妃に
激しい嫉妬の炎を燃やすのは
後宮の梅妃(陽月華)だ。
梅妃は、宮殿の庭に
牡丹の花を見に行こうとする
楊貴妃一行を呼び止め、
庭は立ち入り禁止になっていると告げる。
自分の願いにより
玄宗がそのような触れを出したのだと。
気丈に対応する楊貴妃だが、
心中は穏やかではなかった。