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満開の桜
「猛き黄金の国」原作者、本宮ひろ志、2度観劇す 
010601 石井健


すっかりみせられ、「負けた!」と語った原作者の漫画家、本宮ひろ志さん(中央)を囲む轟悠(左)、月影瞳=東京都千代田区の東京宝塚劇場、午後6時15分過ぎ
 東京宝塚劇場(東京都千代田区)で公演中の雪組「猛き黄金の国--士魂商才!岩崎彌太郎の青春--」の原作者である漫画家、本宮ひろ志さんが1日午後6時半からの観劇のため同劇場を訪れ、開演前の舞台上でトップスターの轟悠、娘役トップの月影瞳らとともに記者会見した。

 本宮さんはすでに3月22日に兵庫県宝塚市の宝塚大劇場で同舞台を観劇しており、これが2度目となる。

 “宝塚体験”は今回が初めてという本宮さんだが、「僕の作品は今までアニメ、映画といろいろなものになりましたが、原作を超えられたことはなかった。まさか宝塚に負けるとは」というぞっこんぶり。

 「男一匹ガキ大将」「俺の空」など、男くささが身上の作品を多く世に出している本宮さんだが、「まるで満開の桜のようだ。脚本もしっかりとしているし、出演者の体力のすごさを感じる。同じものを2度みるということがそもそも初めての経験だが、なにしろ男ばかりのうちの連中(スタッフら)が、なんとかもう一度見たいからチケットを入手してほしいというのだから大変なものだ」というから、社交辞令ぬきでの惚れ込みようだ。

 轟は「この作品は今、この時代にこそ必要な精神を演じることができるので、毎日気持ちよく舞台に立っています」と力強く語った。

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