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雪組   轟悠会見    
010511 石井健

舞台稽古後、ロビーで抱負を語る轟悠=11日、東京宝塚劇場(撮影・石井健)
 雪組は、この新宝塚劇場、初めてきたわけですが、舞台裏は、まるで“阿波踊り”しているみたいに、みんなが大騒ぎですが、幕が開くのを楽しみにしています。

 この新しい劇場は、私自身は落成式にも出席しましたし、こけら落としのときの口上にも出ました。とてもかわいいというか、淡いピンク色で、きていただいた方に女性らしさを感じてもらえるのではないでしょうか。

 舞台に立つ側からいわせていただきますと、大劇場に比べるとちょっと空間が狭い感じはしますが、客席に傾斜があって、お客様の一人一人がよく見えますので、客席の熱気を感じる劇場ではないかなと思っています。

 『猛き黄金の国』は、原作者の本宮ひろ志先生とお話しする機会があったのですが、『とにかく楽しい』とおっしゃっていただき安心しています。

 演技は素直に、台本を素直に演じてきたと思っています。一時間半にすべてをおさめなくてはならない演出家の苦しみがやっと私にも分かるようになりましたし。

 すでに(本拠地の兵庫県宝塚市にある)大劇場で公演を終えていることを前提に見ていただくわけですから『それと比べて進歩がない』といわれることのないよう、一人一人が肝に銘じて、でも、気持ちは新たに取り組みたいと思います。

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