雪組トップスター 絵麻緒ゆう サヨナラ
「とても幸せ」最後まで“ぶんちゃん”スマイル
宝塚歌劇団雪組のトップスター、絵麻緒ゆうが23日、東京宝塚劇場(東京・日比谷)の公演「追憶のバルセロナ/ON THE 5th」の最終日を迎え、16年間の宝塚生活に幕を下ろした。
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サヨナラパレードで、ファンの声援にこたえる絵麻緒ゆう=23日午後7時55分ごろ、東京宝塚劇場前(撮影・古厩正樹)※click a photo |
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絵麻緒は昭和62年、「サマルカンドの赤いばら/宝塚をどり讃歌」で初舞台。今年2月に雪組トップスターに就任したが、4月には退団が決定。トップ就任お披露目の作品「追憶のバルセロナ/ON THE 5th」が同時に退団作品となり、花組前トップの匠ひびきに続いてのスピード退団で話題を呼んだ。愛称は「ぶん」。
千秋楽のこの日は、終演後にサヨナラショーが行われ、絵麻緒はこれまでの出演作の主題歌などを披露した。
最後までトレードマークの“ぶんちゃんスマイル”で明るく舞台を務めたのが印象的だった。
舞台あいさつで絵麻緒は「今、とても幸せです。この笑顔を保つことができたのも、皆さまの愛の力だと思います。本当に本当にありがとうございました」と述べた。
終演後は正装のはかま姿で、劇場前につめかけた約8000人のファンの前をパレード。
専科の成瀬こうき、娘役トップの紺野まひるも、この千秋楽で退団した。絵麻緒と紺野は退団後も芸能活動を行う。
雪組の絵麻緒の次のトップスターは、朝海ひかる。相手の娘役トップには花組の舞風りらが組替えしてなる。
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