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米国の医療保険制度に“メス”
賛否両論 ムーア監督最新作「シッコ」公開へ
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【ニューヨーク=長戸雅子】米ブッシュ政権を痛烈に批判した映画「華氏911」などで知られるマイケル・ムーア監督の最新作「シッコ」がニューヨークで22日から先行公開される。米国での一斉公開は29日だったが、制作を手がけたワインスタイン・カンパニーによると、メディア向けの上映会が好評だったことから1週間早めたという。

「シッコ」は米国の医療保険制度を取り上げた作品で、「地球上で最も豊かな国で医療行為を受けられない4500万人の人々を描いたコメディー」(フランス通信)とされている。

作品の柱になっているのが医療費が無料のキューバへの渡航だ。ムーア監督は2001年9月の米中枢同時テロ現場で働いた元作業員など、健康問題を抱えながらも保険に加入できないため治療を受けられない人たちを英仏やカナダ、キューバに連れていき、治療を受けさせた。

米政府はキューバへの無許可渡航を禁じており、財務省は必要な手続きをとっていなかったとして調査を始めているが、ムーア監督側は「取材活動であり、問題はない」と反論している。 

ムーア監督の映画は激しい賛否両論を巻き起こすことで知られるが、「シッコ」も同様でニューヨークの地元タブロイド紙の評価は「ムーアの誤った処方箋(せん)」(ニューヨーク・ポスト紙)「シッコはヒット作」(デーリー・ニューズ紙)と真っ二つに割れている。

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