ムーア監督

だれが私を嫌っているって？

　 　 速報

マイケル・ムーア監督は、「シッコ（Ｓｉｃｋｏ）」の全米公開前の19日（日本時間20日）、ニューヨーク市内のホテルで会見した。内容は次のとおり。

−−米政府から勧告を受けているようだが
ムーア監督　キューバ入国問題に関して政府から調査を受けた。私自身はジャーナリストとして入ったから問題ないが、一緒に9.11（同時多発テロ）の“ヒーローたち”（米中枢同時テロ現場で働いた元作業員ら）を連れていったことがまずいらしい。しかし、彼らは映画関係者だ。それが問題なら撮影がジャーナリズムとして認められていないということになるでしょ。自由な国・米国のなんたる矛盾。ブッシュ政権が嫌がらせをしてるとしか思えない。

−−あなたとその映画を嫌いと言い続ける人がいる理由をどう考えているのか
ムーア　だれか私のことを嫌っているの？　確かに03年のオスカー受賞当時は色々な批判があったが、今ブッシュ不支持層は70％を越えている。言い換えれば私の発言が70％に支持されているということだ。私の発言こそいまや主流なのでは？　それはともかく、真実に基づいて作るという私の撮影スタイルは今後も変わらない。

−−３０パウンド（約１３キロ）減量したと聞いたが
ムーア　３カ月間で３０パウンド減らした。とにかく毎日、お腹にたまる食事にし、歩き、睡眠を取ることを心がけた。結果には100パーセント満足している。

−−日本には取材に来ないのか？
ムーア　飛行機に乗っていないといけない時間が長いんで、日本に行ったことはない。いつか行けることを楽しみにしている。「華氏911」の米国以外での興行成績は日本が１番だった。日本の医療制度はとてもいい。映画の中には日本人の女性が出てくる。

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