「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」
ダニエル・ラドクリフ来日記者会見
by 久保亮子
超人気映画「ハリー・ポッター」シリーズで主役を務める英俳優、ダニエル・ラドクリフ(17)が最新作「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」の宣伝のため来日。29日、東京都内のホテルで記者会見した。
いわずと知れた英女性作家、J・K・ローリングのベストセラー小説が原作。第1巻「ハリー・ポッターと賢者の石」から映画化され、ラドクリフは初回から主役のハリーを演じている。
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ダニエル・ラドクリフ(左)とデイビッド・ヘイマン |
1作目当時10歳だったラドクリフは小説のハリー同様たくましく成長し、17歳の青年となって会見の壇上に姿を現した。
「一番、熱狂的なファンが日本の方々です。ファンレターは数え切れないくらい届くのですが、半分は日本から。美しい手紙が多く、楽しませてくれます。(前日に開かれた)プレミアのお礼もこの場で伝えられてうれしい」と、太くなった声であいさつした。
1作目からプロデューサーを務めるデイビッド・ヘイマンも出席。これでシリーズ5作目となるが、「みなさん同様、彼らの成長を見守ることが最も興味深い。これだけ成功しても、ダン(ダニエル)は当時のまま謙虚で誠実、そして変わらぬ情熱を持っている。出会ったころはプロレス好きな男の子でしたが、近ごろは文学や音楽、とりわけ女の子に興味を持ち始めたようです。そして今では私の大切な友人となりました」と語り、ラドクリフに目を細めた。

映画のハリーも思春期のまっただ中にいるし、ハリーが通うホグワーツ魔法魔術学校の生徒たちも、それぞれ難しい時期にさしかかっている。
今回はハリーのファーストキスも登場する。お相手は4作目「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」(05年)で知り合ったクラスメートのチョウ・チャン。
報道陣からこの場面についての質問が飛び出すと、ラドクリフは透き通るような白い肌を薄く赤らめ、「みなさんはおおごとにしようとしていますが、たいしたことではありません。演技なのですから」と平静に答えた。
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