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「静かな緊張感見てほしい」
映画「サッドヴァケイション」主演の浅野忠信に聞く
    大阪夕刊 by 広瀬一雄
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カンヌ国際映画祭で国際批評家連盟賞などを受賞した「EUREKA ユリイカ」(平成12年)で知られる青山真治監督が、映画製作の集大成として臨んだ「サッド ヴァケイション」。今年のベネチア映画祭で上映され話題を呼んだ同作に、特別な思いで臨んだという主演の浅野忠信と青山に話を聞いた。

自分を捨てた母、千代子(右、石田えり)に憎しみをぶつけるが、“母性”に翻弄(ほんろう)される健次(左、浅野忠信)=(C)間宮運送組合 2007
自分を捨てた母、千代子(右、石田えり)に憎しみをぶつけるが、“母性”に翻弄(ほんろう)される健次(左、浅野忠信)=(C)間宮運送組合 2007

≪中国からの密航の手助けをしていた健次(浅野)は組織から追われ、とある運送会社で幼少のころ自分を捨てた母、千代子(石田えり)に出会う。健次は千代子に復讐(ふくしゅう)しようとするが、あまりにも大きな千代子の“母性”に翻弄(ほんろう)される…≫

健次は、青山初の長編デビュー作であると同時に、浅野にとっても映画の初主演作という、2人の“記念碑”的作品「Helpless」(平成8年)の主人公。それだけに「11年たって、再び健次を演じられることがすごくうれしかった。演じてみると、あまりにも自分の中に『健次』がいて、どんな気持ちでも出せる気がした」と浅野。

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