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映画「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」 
“侍ギャング”世界へ 三池崇史監督に聞く
    東京朝刊 by 岡田敏一
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源氏と平家に分かれて抗争を続けるギャング団と流れ者のガンマンが、埋蔵金をめぐり壮絶な銃撃戦を展開−。邦画界を代表する鬼才、三池崇史監督の最新作「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」(15日公開)は、こんな破天荒な設定の西部劇だ。おまけにせりふは全編英語。監督は「大ベストセラー小説の原作か、ジャニーズ系スターが出演する映画しか作れない今の邦画界に挑戦状を突きつけた」と熱っぽく語った。

映画「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」
映画「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」


壇ノ浦の戦いから数百年後。平家の落人(おちうど)が開拓した寂れた寒村、湯田(ユタ)に埋蔵金が隠されているとの噂が流れる。全国からならず者が押し寄せ、そこに平清盛(佐藤浩市)率いる平家ギャングが登場。埋蔵金を独り占めしようと、ならず者を追い出し暴力で村を支配する。

ところが源義経(伊勢谷友介)率いる強敵、源氏ギャングが来襲。埋蔵金をめぐり血で血を洗う抗争を展開する。そこに謎のガンマン(伊藤英明)、村で雑貨屋を営むルリ子(桃井かおり)、孫の平八(内田流果)、平八の母親、静(木村佳乃)らが絡み、物語は単なる抗争から因縁含みの愛憎劇の様相を呈する…。

時代劇感覚で繰り広げられる西部劇。平家ギャングのシンボルカラーは赤、対する源氏ギャングは白。日本人におなじみの紅白対決だ。とはいえせりふは全編英語で邦画なのに字幕が付いている。キャストの演技もけれん味たっぷりでけっこう大げさ。

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