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ミュージカル「くたばれ!ヤンキース」25日から東京・青山劇場
湖月わたる キュートな魔女役で舞台
  東京朝刊 
昨年11月、宝塚歌劇団を退団した元星組男役トップ、湖月わたるが、退団後初の舞台となるミュージカル「くたばれ!ヤンキース」に主演。男役から一転、セクシーでキュートな魔女の役に挑む。

わたるさん
湖月わたる(撮影・瀧誠四郎)


野球好きの中年男ジョー(青山明)は、悪魔(川崎麻世)と取り引きして若き野球選手(大澄賢也)に変身する。妻(杜けあき)を置いて家を出たジョーは一躍スター選手に。魔女ローラ(湖月)は悪魔の依頼で若いジョーを誘惑するが…。

1955年にブロードウェーで初演され、トニー賞7部門を受賞。映画化もされた傑作。湖月は「身近にいる人の大切さについて考えさせられる作品です。ローラはキュートで素敵なキャラクターで、やりたい!と血が騒ぎました」と話す。

退団後は男役時代のクセを直すためにソーシャルダンスを習ったり、舞台や映画を見たり、大学受験のための勉強もコツコツと続けてきた。

「いまはいい意味で力が入っていない状態。世の中を見ながら、あせらずに自分らしさを生かせるように、枠を決めずにいろいろチャレンジしていきたいですね」

25日から6月6日まで、東京・青山劇場。ほかに矢口真里、光枝明彦、伊東弘美、福麻むつ美らが出演。(電)0180・993・929。



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