マックは新商品 モスはミッフィーカフェ
バーガー戦争「秋の陣」!
2007/10/04
産経新聞東京朝刊
「スタジオM」から新商品
ハンバーガー業界の秋の陣がスタートした。業績回復が著しい日本マクドナルドは3日、東京都新宿区で10月中旬から本格稼働する総合研究施設「スタジオM」を報道陣に公開し、同施設で開発した新商品を11月に投入すると発表した。一方、モスバーガーを展開するモスフードサービスも同日、ライスバーガーの新商品3種の投入とカフェ店の新設を発表し、巻き返しを図る作戦だ。
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報道陣に事前公開された、世界各国のマクドナルドで初という総合研究施設「スタジオM」=3日、東京都新宿区 |
日本マクドナルドの「スタジオM」(施設面積約770平方メートル)は、人材教育や新メニューの開発、食の安全、効率的な店舗運営の立案などを行う。これらの機能を1カ所に集約・検証する研究所は、世界のマクドナルドで初の試みという。
日本マクドナルドは8月まで、8カ月連続で月間売上高の最高記録を更新し、絶好調だ。原田泳幸CEO(最高経営責任者)は自社の強みを「同じ価格帯の商品でも(他社に比べ)最もお得感がある」とアピールした。
加えて、商品や店舗運営の面で質を上げれば「客数もさらに増えるチャンスが広がる」(原田CEO)とみる。研究施設の狙いは、従業員の自由な発想を引き出し、新たな戦略につなげていく“刺激材料”になることを期待しているのだ。
スタジオMで開発された第1弾商品が、11月2日に全国発売される。片手で食べられる軽食「McWrap(マックラップ)」だ。2年前に米国で先行発売したヒット商品だが、日本市場向けにチキンシーザー、えびサウザンと2種類の味を用意し、自信を示す。
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