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子供たちに本物の夜空を
天文ボランティア 広がる星空案内 
2007/10/09  東京朝刊
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結成は3年前。高校教諭でもある有本さんが、知り合いから小学校のPTA行事で、天文教室を開きたいと相談されたのがきっかけ。以来、教育と医療・福祉、アートを3本柱に、親子向けのイベントや病院の小児病棟への出張プラネタリウム、音楽や書とのコラボレーションなどを通じて天文学の普及に努めている。

同グループが先月、京都市内で開いた「親子うちゅう教室」で人気を集めたのが「クイズ超新星を探して」のコーナーだ。超新星とは、恒星がその一生を終えるときに引き起こす大規模な爆発現象のこと。夜空に星が突然出現したように見えることからそう呼ばれる。

スタッフの一人で、京都大学大学院博士課程の織田岳志さんが「今から、超新星を見つけてもらいます。どこかわかるかな?」とハワイ島のすばる望遠鏡で撮影した銀河の画像をスクリーンに映し出す。目をこらしても全くわからない…と、思っていたら、子供たちが「そこや!」と声を張り上げた。「おお、正解」と、織田さんが指し示す位置に目をこらすと、ようやく超新星が見えてきた。

「天文学の領域の最新の話題をわかりやすくアレンジしながら、宇宙のことを子供たちに伝えていきたい。合言葉は『子供たちに本物の星空を!』です」と有本さんは意気込む。

このほか、東京の葛飾区郷土と天文の博物館の観望会ボランティア(結成平成10年、活動日=毎週金曜)▽福島県の郡山市ふれあい科学館のスペースパークボランティア(同16年、不定期に駅前観望会)▽愛知県の小牧市中部公民館プラネタリウムの小牧市天文ボランティア(同昭和61年、同=原則第4日曜)など、各地のボランティアも独自のプログラムを展開している。

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