「セプテンバーコンサート」　ＴＡＫＵＹＡが庄野真代が…

９・１１の悲劇　音楽で伝える

　 東京朝刊　by　安田幸弘

庄野真代

日本で企画を進めたのは歌手の庄野真代。２００４年、ニューヨークで開かれたセプテンバーコンサートで歌った。乳母車を押す若い女性、タクシーの運転手、日なたぼっこをしているお年寄り…。いろんな人が足を止めて聴いてくれた。

「音楽は共通の言語、『地球語』なんだと感じました」

翌年、日本で実行委員会を立ち上げた。１年目は「１０会場ぐらいで開ければ…」と思っていたが、全国３９会場で開催。昨年は４９会場に増え、今年は５６会場で開かれる。教会、喫茶店、居酒屋など会場はさまざま。「自由・平等・入場無料が三原則」で、プロもアマチュアも健常者も障害者も同じステージに立つ。根底にあるのは「お金が行き来せず、思いが行き来するコンサートに」との思いだ。

平和を願う催しだが、その理想像は参加者の数だけある。「９月のさわやかな風に吹かれて、音楽を聴きながら、会ったことのない人と隣同士になって、『この音楽いいね』ってうなずきあう、それもひとつの平和のあり方かなあと思います」

８〜１２日で観賞自由。出演者は事前に決まっているが、一部の会場は飛び入り演奏もできる。詳細はホームページこちらで。

TOPページ > 記事一覧 > 記事

ENAKってどういう意味? | お知らせ | 新聞バックナンバー購入 | 問い合わせ | リンク・著作権 | MOTO | 産経Web