産経Webへ戻る
ENAKってどういう意味? | お知らせ | 新聞バックナンバー購入 | 問い合わせ | リンク・著作権 | MOTO | 産経Web
IT社会に押され、対面型会話の重要性
話し方磨こう ゲームに指南本、講座も人気
  東京朝刊 by 海老沢類
1 2 次を読む

上司と部下、親と子…世代や立場を超えて「話す・聞く」技術に注目が集まっている。ゲームソフトや指南本の発売が相次ぎ、一般向けの講座も充実してきた。IT全盛時代。対面型のコミュニケーションに苦心する現代人の姿も透けてみえる。

「(今さら人には聞けない)『話し方』をコソッと練習できる」。コクヨRDIセンターの久保有紗さんは、同社が13日に発売する携帯ゲーム機ニンテンドーDS対応のトレーニングゲーム「話心(わごころ)の素」のコンセプトを説明する。

東京都内のアナウンススクールが監修したレッスンは計1450問。文章の構成や要点のとらえ方▽聞き手に伝わりやすい「間」の取り方▽時間内に必要な情報を伝える力…など5つのコツを、ゲーム感覚で学ぶ仕組みだ。忙しい人でも通勤時間内に学習できるよう、15分で完結するレッスンモードも用意した。

どれだけ通信ツールが発達しても、対面型コミュニケーションの重要性は変わらない。「上司と世代間ギャップがある」「後輩に意図がうまく伝わらない」…商品開発を後押ししたのは、ビジネスパーソンが抱くそんな悩みだった。

コクヨが昨年11月、20〜50代の会社員500人に、自己啓発で身につけたい技能(複数回答)を聞いたところ、コミュニケーションスキルは16・6%で、語学力(30・0%)やITスキル(22・8%)に次いで多かった。一方で、コミュニケーション力向上のための対策を取っている人は8・0%にとどまった。

1 2 次を読む



携帯版SUMiRE STYLE スミレモバイル登場




産経Webは、産経新聞社から記事などのコンテンツ使用許諾を受けた(株)産経デジタルが運営しています。
すべての著作権は、産経新聞社に帰属します。(産業経済新聞社・産経・サンケイ)
Copyright(C)2007 SANKEI DIGITAL INC. All rights reserved.

ここは記事のページです
携帯で読むSUMiRE STYLE