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やや甘口、シャンパン気分
発泡日本酒 ハジける人気
  東京朝刊 by 田辺裕晶
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発泡性の日本酒が人気だ。総じて10%以下の低いアルコール度数と、やや甘めのすっきりした味わいは、これまで日本酒を飲まなかった若い女性たちにも高評価。グラスに注げば、おしゃれなレストランやカフェにもよく似合う。日本酒の楽しみ方の幅を広げてくれそうだ。

「信濃屋代田ワイン館」の発泡性日本酒のコーナー。まとめ買いしていく客も多いという=東京都世田谷区
「信濃屋代田ワイン館」の発泡性日本酒のコーナー。まとめ買いしていく客も多いという=東京都世田谷区


しゅわしゅわ細かい泡が弾けると、グラスからさわやかな香りがふわりと立ち上る。口に含むと優しい甘み。スモークや酸味の効いた料理ともよく合う。「こんな日本酒があったのか!」と新鮮な驚きを覚えた。

比内地鶏と季節野菜の料理を出す「鳥山居」(東京)では、昨年6月のオープン時から発泡性日本酒を出している。店長の古屋隆司さんは「口当たりが軽くて、どんな料理にも合わせやすい。“お米のシャンパン”という遊び心が記憶に残るのか、毎回飲まれるリピーターも多いですね」と話す。

酒販店「信濃屋代田ワイン館」副店長、柳生吉明さんによると、発泡性日本酒は瓶内で発酵を継続させて炭酸ガスを封じ込めた上で、加熱して発酵を止めた「非活性」タイプと、加熱せずに酵母が生きている「活性」タイプに分けられるという。

「非活性タイプはやや甘めの淡麗型。口当たりの良さや飲みやすさがうけ、20?30代の女性を中心に人気が広がっています。シャンパングラスのような、香りを逃さないグラスで飲むのがおすすめ。一方、活性タイプは味が濃くてうまみが強く、40?50代の男性固定客が多いですね」

非活性タイプは透明もしくは薄にごりで、活性タイプは白濁。ほかに酒の中に炭酸ガスを直接注入したものもあるそうだ。

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