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専科 初風緑(4):タカラジェンヌ夢の軌跡
退団後もファンとつながりを
10月21日(金) 大阪夕刊 by 平松澄子 
「ネオ・ヴォヤージュ」のファイナルシンガー
「ネオ・ヴォヤージュ」のファイナルシンガー
「専科になって5組全部を制覇したのが、雪組の『スサノオ』のアマテラスオオミカミ。でも、それでやめなくて本当によかった。そのあと『風と共に去りぬ』(宙組全国ツアー公演)のアシュレ、『エリザベート』(月組)のフランツという、宝塚歌劇を代表する作品に巡り合えたんですから。私はそれまで、下級生のときに『ベルサイユのばら』に出ただけで、代表作には縁がなかったんです」

初風は吹っ切れた表情で話すが、突然の退団発表でファンのショックは大きかったようだ。「やめるって騒がれていたときにはやめず、噂がなくなったころに発表したので、衝撃的だったと思います。ファンの人たちとは今後もずっと、何かの形でコミュニケーションをとっていきたい。私はインターネットなどの機械系は弱いので、ほかの方法を考えています」という。

退団後の予定は?

「あとさき何にも考えてなかったので、自分で自分の姿が想像できない。まず、ボーッとして体を休めたあと、しばらくは“女としての”リハビリ期間かな。私は演じることが好きなので、自分にできる範囲のお仕事はやりたいけれど、信頼関係を作ってからじゃないと不安。いろんな方と出会い、お話したいと思っています」

改めて、今思う宝塚の魅力とは?

「宝塚を愛しているという、非常にピュアな人たちが、ピュアな心で取り組んでいる世界。だから見ている人たちも夢やロマンにひたれる。やめていく私にとっても永遠に心に残る世界ですね」

東京宝塚劇場で上演中のサヨナラ公演(宙組)。ショー「ネオ・ヴォヤージュ」のフィナーレのファイナルシンガーとして、初風は大階段に羽飾りを背負って1人たち、新しい旅立ちへのあこがれを歌う。晴れやかなラストステージである。

次回は花組 春野寿美礼の登場です。









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公演に関する詳細は歌劇団の公式サイトをご覧ください
(1)ついに退団へのラストステージ
(2)組替えで大役に出会い急成長
(3)「最高の時」感じて退団決意
(4)退団後もファンとつながりを
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