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Stars of 宝塚
水夏希、沖田総司、トート…今年は雪組主演に!
TVnavi 2月号 text by 萩原万貴枝/photo by 吉原朱美


昨年12月24日の雪組公演千秋楽で退団したトップスター、朝海ひかるの後を受けて、2007年から雪組を背負っていくのがこの水夏希。朝海の退団公演ではダンスの名手である朝海と水のコラボレーションに、連日、超満員の客席はうっとり。当の本人も朝海の姿を記憶しようと必死で舞台に臨んだ。

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「最後だからと満足せず、前に進もうとされている朝海さんを間近で感じられ本当に刺激を受けている毎日です。朝海さんの後を継ぐことが決定してからは、舞台を降りたところでも、朝海さんの動きをものすごく追っています。つくづく、主演の方は私たちの知らないところでたくさんの役目をされているんだなって思いましたね。私も心づもりをしないと」

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芸名が示す通り、さわやか、かつ色気のある男っぽい男役として、タカラジェンヌの中でも早くから飛びぬけた人気を獲得してきた。満を持しての主演就任に、多くのファンが心を躍らせている。

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「劇団から『雪組の主演をしていただけますか』とお話をいただいた時は、『もちろん、喜んで! ありがとうございます!』と答えました。報告した両親は意外と冷静だったんですが、電話で伝えた同期がかなり動揺していましたね。電話の向こうが静かになって、あれ? と思ったらおえつが聞こえてきた。自分としては、やはり組を背負う責任がありますし、今まで通りではいけないという思いもあるのですが、同時に、今までやってきたことの流れを止めることなく、自分を見失わずにやっていけたらと思っています」

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2月、新撰組の沖田総司を主役にした日本物の名作『星影の人』で主演披露、そしてその後には、超人気作『エリザベート』での本公演が決まっている。

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「『星影の人』は再演なだけに退団された先輩や宝塚ファンの皆様にかなり期待されている作品なので、ちょっとしたプレッシャーなんです。本格的な日本物は初めてで、ポスター撮りに向けてお化粧も100回くらい練習しました。『日本物の雪組』という伝統を壊す事のない様、雪組の底力を感じていただけるよう頑張りたいと思います。沖田に関しては、とても清らかな魂をもっていた方のようなので、そのイメージを大事にしていけたら。『エリザベート』のトート役はとても好きなタイプの役。どう演じようかと今からワクワクしています。トート独特のヘアスタイルも研究中! 新生雪組のスタートとしていい作品に出会えて幸せに思います」

水夏希のTV Check!

最近、ドラマをなかなか見られなくて…何があったかな(とナビをチェック。グラビアページを見て)ああ、蒼井優ちゃん! 最近、すごいですよね。
朝は必ずニュースの情報番組にチャンネルを合わせますね。「なるトモ!」「特ダネ!」はよく見ていますよ。血液型の占いとかも一応必見で(笑)。夜中に、たまにアニメ「デスノート」を見ます。漫画を読んでいたので、気になって。(主役の)ライトみたいな役は…演じるのは難しいですねえ。




2007年の水夏希の記事
「エリザベート」制作発表


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公演詳細は公式サイトで



みず・なつき 8月16日生まれ。千葉県出身。1993年『BROADWAY BOYS』で初舞台後、月組に配属。95年『ME AND MY GIRL』(主演:天海祐希)新人公演で主役のビル役(一部)に抜擢。97年花組に組替え。99年『ロミオとジュリエット‘99』でバウ単独初主演。2000年に宙組に組替えし、01年バウ『フィガロ!』主演、03年バウ『里見八犬伝』主演。04年に雪組、花組へ特別出演を経て、05年雪組に組替え。06年には全国ツアー『ベルサイユのばら』でオスカル役で主演を務めた。

中日劇場に主演! ミュージカル・ロマン『星影の人―沖田総司・まぼろしの青春―
ダンシング・レビュー『Joyful!! II
公演期間:2007年2月2〜25日

水夏希・白羽ゆりコンビのお披露目公演。『星影の人』は新撰組・沖田総司の激動の青春を爽やかに、そして切なく描く。初演は1976年で(汀夏子主演)、今回が初再演。作・演出は柴田侑宏、演出・振付は尾上菊之丞。ショーは2003年の作品のリバイバルで楽器をモチーフに華やかに送る。作・演出は藤井大介。