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「『パリの〜』はコメディー作品だったんですが、コメディーはとにかくテンポと体力が大切ですね。役柄にもよりますけれど、私が演じたギスターブは、熱い情熱を持ってエッフェル塔を建設する役だったので、エネルギーを外に発散する場面では、短い時間で自分のテンションをマックスにもっていかなくてはいけない、そんな瞬発力が必要だと感じながら日々演じていました。コメディーの難しさは、喜怒哀楽という感情の起伏が激しい分、ちゃんと相手の反応を受けてから返さないと会話が嘘っぽくなってしまうところ。ほかの作品でも、相手が発したセリフに対して、きちんと自分が反応できるように心がけています」☆ ☆ ☆ ☆
周りの人たちの呼吸を感じながら舞台をつとめたいという霧矢大夢が、次のステージでは幕末の侍役に挑む。司馬遼太郎の小説を原作にしたミュージカルだが、幕末の侍といっても明治維新に奔走する志士ではなく、商人の町・大坂を舞台にした人情物語になるそう。☆ ☆ ☆ ☆
「江戸時代の世話物は私にとって初めてのジャンルです。すごくやってみたかった世界なので、演目が決まったときは嬉しかったですね。原作を読ませていただいたんですが、私が演じる鳥居又七は大坂出身ではあるけれど、侍なのでそんなにコテコテの大坂弁は使っていないようです。周囲の個性的な人たちに囲まれて『自分は侍なんだ』という小さなプライドを持っている気の弱いタイプで、強烈な個性を持った役ではないですが、普通の人だけれど私の素に見えてしまわないよう、作品の中でうまく生きられたらと思っています」☆ ☆ ☆ ☆
月組に組替えになって今年で10年。キャリアを積みつつある男役に関しては「もちろん自分はまだまだだと感じますが、カラーを定めずいろいろな役をやらせてみたいと思っていただけるような、さまざまな可能性を持った舞台人でいたいなと思います」という、頼もしいコメントをくれた。まずは待望の主演となる『大坂侍』を楽しみに待ちましょう!産経Webは、産経新聞社から記事などのコンテンツ使用許諾を受けた(株)産経デジタルが運営しています。
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![]() きりや・ひろむ 10月2日生まれ。大阪府出身。1994年『火の鳥』で初舞台後花組に配属。96年『ハウ・トゥー・サクシード』新人公演で主人公フィンチ(第1部)を演じて注目を浴びる。97年月組に組替え。99年北京・上海公演に参加。02年『SLAPSTICK』でバウホール単独初主演。06年星組公演『ベルサイユのばら』に特別出演。『大坂侍-けったいな人々-』(5月19日〜バウホール、6月9日〜日本青年館)に主演。 月組特別公演に出演! バウ・なにわ人情ミュージカル 大坂侍-けったいな人々- 〜司馬遼太郎作「大坂侍」より〜 5月19日〜6月4日: バウホール(宝塚) 6月9日〜6月15日: 日本青年館(東京) 原作は司馬遼太郎の短編小説『大坂侍』。幕末の大坂を舞台に個性的な登場人物のパワーが爆発する痛快・娯楽時代劇。 脚本・演出=石田昌也
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