月組「パリの空よりも高く」「ファンシー・ダンス」東京公演始まる
春まで新鮮な気持ちで楽しい舞台を
2月17日(土)
by ENAK編集部
宝塚歌劇月組「パリの空よりも高く」「ファンシー・ダンス」東京公演が17日午後、東京・日比谷の東京宝塚劇場で始まった。4月1日まで。

パリのエッフェル塔“建設秘話”めいたストーリーを基軸に展開するロマンチックコメディー「パリの空よりも高く」は、菊田一夫の「花咲く港」を基に、脚本・演出の大ベテラン、植田紳爾が舞台を日本から19世紀後半のパリに移し、エピソードのほとんどを創作した。植田にとって通算101本目の作品にあたる。
万博を控えて、ひと儲(もう)けをたくらむペテン師のアルマンド(瀬奈じゅん)は、同じ目的の弟分ジョルジュ(大空祐飛)と共闘。偶然、世界一の高い塔を作りたいという夢を語る建築家のエッフェル(霧矢大夢)と知り合ったことから、その莫大(ばくだい)な建設資金を狙おうと一計を案じるが…。

主要3人の男役のゆかいな絡み合いが楽しい。ほろりとさせられ、さわやかな幕切れを迎える。
レビュー・ロマネスク「ファンシー・ダンス」(三木章雄作・演出)は、さまざまなダンスの魅力にスポットを当て、瀬奈がショーマンぶりを発揮。ブロードウェーから招いたダレン・リー振付の「タンゴ・ノアール」が、人形劇をモチーフにした振りで新鮮。瀬奈はともかく踊りまくる。
この日は午前中に通し舞台げいこが行われた後、
劇場内で瀬奈が記者会見。「新鮮な気持ちを忘れずに舞台を務めたい」と東京公演への意気込みを語った。ちなみに千秋楽は瀬奈の誕生日に当たるという。
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